過払い金請求を個人で行うには?そのメリットデメリットを紹介!

 

今回は以前に紹介した過払い金請求

個人でもできるという風に記事を書きました。

 

では実際に個人で過払い金請求をすると

どうなるのか。

またそのメリットデメリットも

紹介したいと思います。

 

過払い金請求を個人で行うメリット

事務所依頼するときの費用が抑えられる

個人で過払い金請求を行った時の

最大のメリットであります。

事務所に依頼すると大体

成功報酬で20%前後もっと高いところも

あります。

そういった費用を抑えることができます。

 

むしろこれが目的で個人でやる方が

ほとんどだと思います。

 

【司法書士法人杉山事務所】

過払い金請求を個人でやるデメリット

①返還率が格段に下がる恐れ

個人で請求する会社はお金のプロ

ということを忘れないでください。

当然知識や経験値も上の上です。

 

結局交渉もうまくいかず

少ない金額を提示させられて

相手のペースに取られておしまいです。

 

満額近い金額で返還されるケースは

ほとんどです。

 

②時間と手間がかかる

・過払い金請求に必需な引き直し計算について

過払い金請求をする際に必需なのが

この引き直し計算です。

※引き直し計算とは、実際に支払った利息を利息制限法の上限金利に従って計算し、過払い金を出すことです。

 

まず業者から取引履歴を取り寄せるのですが

なぜ取り寄せるかは絶対に答えないでください。

 

あと個人で取り寄せた場合は割と後回しに

されるケースが多いです。

 

ここで過払い金請求のためですなんて言ったら

一円も取り戻せなくなる可能性があります。

 

その後引き直し計算用ソフトを用いて計算を行います。(エクセルがあれば大丈夫!)

www.kabarai.net

ここの右側にダウンロードする場所がありますのでそちらからダウンロードお願いいたします。

 

ここで出た金額はあくまでも目安となり

業者や借入時期、回数によって変動する場合がございますので

予めご了承くださいね。

 

・書類を用意、作成しなくてはならない。

過払い金請求する際には

様々な書類が必要になります。

 

・過払い金返還請求書

・訴状

・証拠説明書

・取引利歴

・引き直し計算書

・登記簿謄本

・訴訟費用額確定処分申立書

 

など様々必要になります。

裁判の有無でも変わってきます。

 

・平日に裁判所に出向く必要がある

ほとんどの場合、話し合いの和解交渉で納得できない過払い金の金額を提示してきます。

 

納得できない場合裁判所を通して

過払い金返還訴訟を起こします。

訴訟となると平日に何度も裁判所に出向く必要があります。

 

なので仕事を休むことができない方は

かなり厳しい条件になりますね。

 

あとは当然交通費も時間もかかります。

 

個人で過払い金請求が不向きな方

上記の通り

・平日時間が取れない方

・過払い金を満額近い金額で返還してもらいたい方

・家族にばれたくない方

などの方は向いていません。

 

家族にばれたくない方

過払い金請求を個人で行うと

様々な書類が自宅に届き

ばれないように行うことが困難になります。

また家庭トラブルにつながる事も

あるので避けたいところですね。

 

【司法書士法人杉山事務所】

 過払い金請求を個人でするとどのくらい費用が掛かるのか

専門家に依頼しないからと言って

費用が一切ないわけではありません。

 

取引履歴を取り寄せる手数料

約1000円

内容証明郵便代

過払い金返還請求書類を送るのに

約1500円

印紙代

f:id:Milkbutter:20191208011649p:plain

過払い金の請求額によって変わってきます。

100万1円~500万円以下は

20万円毎に1000円の印紙代がプラス。

郵券代

郵券代は訴訟の副本を

裁判所から貸金業者へ郵送するための費用です。

 

東京地方裁判所だと6400円かかります。

 

代表者事項証明書

貸金業者の代表者が商業登記簿に登記されているか

証明するための書類です。

収入印紙代として600円かかります。

 

合計3200円+印紙代になりますね。

過払い金請求の大まかな流れ


業者から取引履歴を取り寄せる。

取引履歴というものが存在して簡単に言うと

いつ借りたとかいつ返したかといった情報が

記載されている書類になります。

 

引き直し計算をする。

この引き直し計算は発生しているであろう過払い金を利息計算ソフトを用いて計算する

ということです。

そうすることで過払い金がいくらあるか確認できます。

ただ1円でも間違えたりすると断られたり帰ってくる金額が少なくなってしまいとても面倒なことになってしまいます。

 

業者へ過払い金返還請求書を送る

過払い金返還請求書の内容

 

①日付
②業者名
③業者の代表名
④自分の名前
⑤自分の住所
⑥連絡先電話番号
⑦振込口座名
⑧口座番号
⑨契約番号や会員番号
「引き直し計算の結果、○○円の過払い金があることが判明したので返還の請求をします」という内容
といった細かいところまで記載して送ります。

 

話し合いによる交渉OR裁判して交渉

話し合いは電話ででき和解できればいいのですがもし納得できないのであれば

実際に裁判所で業者と裁判をしなくてはなりません。

その中でも書類やらなんやら必要になります。そのための費用も必要になります。

働いている方は平日しかやっていないので休んで裁判所に行く必要があり

大変だと思います。

 

過払い金返還

①-④を終えようやく過払い金が戻ってきます。

 

まとめ(やっぱり事務所に依頼した方が良い)

メリットとしては

事務所費用がなくなるだけでしたね。

デメリットとしてはものすごい量となってしまいました。

 

少ない金額で満足できるのであればそれで良いかと思います。ですがほんと数千円良くて数万円ってところです。

 

事務所に依頼すれば

【司法書士法人杉山事務所】

費用は取られてしまうけど

何十万何百万とかえってくる可能性は

大いにあります

 

過払い金請求は同じ業者に一度しかできません

 

一度しかない過払い金請求は

費用を惜しんで事務所に依頼するのが

一番です。

 

その分、事務所側はすべて行ってくれます。

裁判所に行ってくれたり

厄介な書類も作成などしていただけます。

 

一度相談して依頼すればあとは待つのみ。

 

と、こんな感じです。